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By: Alison Angus

    この度ユーロモニターインターナショナルは、『2018年 世界の消費者トレンドTOP10』を発表しました。その中には、「DNA」や「AR」といったキーワードが見られます。

    遺伝子解析に対する関心はさらなる高まりを見せ、健康やビューティーの分野におけるサービス・製品のパーソナライズ化は、2022年までに世界市場において大きな成長を遂げると予想されています。新興企業達が遺伝子情報を健康やフィットネス、栄養に結び付けるサービスを消費者に提供し出していますが、このようなビジネスの成長はすでに世界規模になりつつあり、特に規制が緩やかな中国市場では競争が過熱しています。ユーロモニターインターナショナルでライフスタイル調査部長を務めるアリソン・アンガスは、「国別の規制といった障壁は未だあるものの緩和されつつある。成長し続ける市場の中で、さらに革新的なスタートアップ企業達が新しいテクノロジーを市場に紹介していくだろう。」と述べています。

    拡張現実(AR)は様々な産業に幅広く活用される技術ですが、特に消費市場においては、実店舗での買い物体験を家から出来るようになる、という巨大ビジネスになる可能性を秘めています。ユーロモニターインターナショナルによると、2018年、世界のインターネットショッピングの総売上額は3%の成長を遂げると予測されています。「消費者はネットショッピングの簡単さ、いつでもどこからでも買える便利さの虜になっている。ただ、購入前に実際の商品を見たり触れたり出来ることは、未だに買い物する際の重要な要素である。2017年、世界の小売総売上額の実に88%は実店舗で上げられた。」(アンガス)また、2018年の消費者支出は2011年以来、最も高い増加率を見せると予測されています。

    2018年 世界の消費者トレンドTOP10は下記の通りです:

    • クリーンな生活者たち(Clean Lifers):

    健康的かつ必要最低限な消費にとどめ、節度やバランスを考えた生活を心掛ける消費者を指します。今日の教養ある20代の消費者層は体に悪いものに手を出さず、不景気、テロリズム、不安定な政治情勢を経験しながら成長してきた事もあり、上の世代よりもより広い視野で物事を見ています。

    • 借りる人たち(The Borrowers):

    コミュニティー志向で貸し借りや定期購買を好む新しい世代が経済の在り方を変えつつあります。彼らにとって、自己顕示のために物を買うことはもはや時代遅れです。モノを買い、それに縛られる生活をするよりも、体験やより自由な生活を選ぶ –  過去数年間、ミレニアル世代の間で見られるこの傾向は、今後もさらに進化しながら広がりを見せるでしょう。

    • 呼びかけの文化(Call Out Culture):

    ツイッター上で文句をつぶやく。拡散されるメッセージをシェアする。ネット嘆願に署名する。今日の消費者達は自分たちの声を上げます。ハッシュタグで行動を起こす事は今に始まったことではありませんが、SNSの使用者数がさらに増え続ける中、一層の勢いを増しています。

    • DNA – 私は特別な存在(It’s in the DNA – I’m so Special):

    人々の遺伝子解析に対する興味の高まり、健康やビューティー関連製品のパーソナライズ化への要望が、家庭用DNAキットの需要をさらに促進しています。ターゲット層は健康意識が高い人々から自分の先祖に興味がある人々、フィットネス愛好家そして栄養オタクまで様々です。

    • 柔軟な起業家たち(Adaptive Entrepreneurs):

    人々は今まで以上に自分たちの生活に柔軟性を求めており、またリスクを負う準備をしています。ミレニアル世代の多くは起業家マインドを持っており、従来の「9時5時の仕事」から、より自由に働けるキャリアを選ぶ傾向にあります。

    • 家で見る人たち(View in My Roomers):

    2018年の消費者は、感覚とリアルをコネクトし、デジタルイメージと物理的な空間を融合できるようになります。店内とオンラインの両方で、製品を試したり購入したりする前に、可視化する事が可能となります。拡張現実(AR)といった、さらに進んだ技術が、家からのショッピングをより便利にします。

    • 調べる消費者達(Sleuthy Shoppers):

    2017年の政治的な混迷とともに、消費者は不信感を募らせ、さらなる感情的な行動を招いています。大量生産商品やそれらを製造する企業の目的や商品安全を保障するメッセージに対して懐疑的であり、飽き飽きしています。

    • 一緒に住む人たち(Co-Living):

    共同生活のトレンドが、ミレニアル世代と65歳以上世代の間で花開いています。共通の趣味や価値観をもつ人々が住居空間を共有するというスタイルです。大都市の中心部で発生したシェアリングエコノミーとしての共同生活が、このトレンドのはじまりです。

    • デザインする人たち(I-Designers):

    長引く世界的な不況により、すでに仕事をしているミレニアル世代やジェネレーションX世代は、お金の使い方を考え直しています。UberやAirbnbといったシェアリングエコノミーの台頭により、人々は「所有欲」を失くしつつあります(「借りる人たち」参照)。モノの所有から体験に興味が移る事が人々の購買傾向を変えている中、人々は製品を作るといった創作体験に触れ出しました。今日の消費者の中には、既製品ではなく自分が創作しデザインして作ったものこそが洗練されていると感じる人々がいます。

    • 逆境にいる人たち(The Survivors):

    信用危機に端を発した世界的金融不況から10年、消費者の節約志向は相変わらずです。経済の改善、収入の上昇や失業率の低下にもかかわらず、富裕層と貧困層の格差は顕著であり、低所得とわずかな失業手当と高い生活費にあえぐ消費者たちは、質素な生活のためにやりくりしています。

    本レポートは、こちらより無料でダウンロード可能です。

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